|
虐待防止NPOは子どもの味方
|
|
|
矢満田 篤二 矢満田社会福祉士相談室主宰
|
|
|
■やまんた とくじ
1934年元満州生まれ。愛知県職員として勤務しつつ名城大学(夜間部)卒業。定年退職するまでの14年間は児童相談所の児童福祉司として勤務し、特に養護児童の里親委託や養子縁組に取り組み、家庭内養育を積極的に推進。在職中に社会福祉士資格を取得し登録。「子どもの虐待防止ネットワーク・あいち」運営委員。96年12月第 8 回名古屋弁護士会人権賞受賞 |
|
|
母親の連れ子が義父に繰り返し折檻され、内蔵出血で死亡した事例。母親が夫の暴力に耐えかねて家出した後、残された中学生の長女に父親が強姦を重ね、それを知った父方祖父も強姦に加わり、長女が妊娠中絶した事例。数日に一回帰宅する母親から生活費を受け取り、子どもだけで暮らしていた異父兄弟の妹が栄養不足と兄たちの暴行で衰弱死した事例。義父と実母が共謀してわが子を殺害し、生命保険金詐取に失敗して逮捕された事例。保護者であるはずの親族から虐待される子どもたちが後を絶たない。 先年、再婚した妻が夫の2歳の連れ子の躾に焦り、全身打撲で死亡させた事件があった。民放のTVショウは「鬼のような継母」というタイトルを付けて放映した。しかし、その母親自身には、子どもの頃、自分の親から「顔も見たくない要らない子だ」と嫌われ、学校では教師と級友から差別やいじめを受けていた不遇な生育歴があった。これまで自殺未遂が数回あり、現在も精神科医の治療が必要なことは、執行猶予の判決があった裁判の傍聴人しか知らない。 |
|
|
[BACK]
|
|