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横浜・野毛大道芸と街づくり・人づくり
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森 直美 野毛大道芸実行委員・アートディレクター
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■もり なおみ
1948年生まれ。現在、横浜市立川和中学校美術教師。画家。写真家。新宿、錦糸町、蒲田、川崎、鶴見と徘徊のあげくに着いたところが終着駅、野毛だった。野毛で出会った大道芸の写真を撮り始め、2万枚以上を撮影。絵画および写真の個展を十数回開催してきた。著書に『野毛大道芸写真集』。 |
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野毛大道芸の特筆すべき点は、芸人さんに対してギャラがないことだ。ギャラがないから、投げ銭で稼がなくてはならない。真剣勝負をするしか道はないのだ。だから面白い。ギャラを出さない野毛の街がケチったのではない。金が無かったのだ。ギャラなしで真剣さを出そうとした訳ではない。他にやりようがなかったのだ。それでも成立してきた。ギャラは出せなかったので、交通費という名目で1万円出してきたものが、現在御祝儀として残っている。それに、昼食にうな丼と缶ビールが付く。うな丼になった理由は単純だ。大道芸スタート時の芸人さんのリーダーの一人、パン猪狩さんはほとんど歯がなかった。それでうな丼に決まり。昼飯でビールを飲む暇も無い芸人さんもいる。後で持ち帰って飲めるように缶ビールにした。単純にして明快!これがいい。1回の大道芸に200人以上の芸人さんが集まる。それにギャラを払ったらいくらになるか見当もつかない。金ででっちあげたイベントが多い中で珍しい。だから面白い。 |
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