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釣りと女と関西的心情
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田川 郁代
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■たがわ いくよ
1952年愛知県生まれ。女子美術大学卒業。吹田市江坂で開講されたウーマンズスクールの編集講座に学び、今年4月、仲間とともに“女性の本音雑誌”『Le Pont(ル・ポン)』を発刊。新聞の4コマ漫画の変遷を追った論文を掲載。 |
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陽光がちょっぴり鋭くなって、風が素肌に気持ち良く感じられる季節になると、釣り心が浮かれだす。釣りといっても私の釣りは、防波堤のコンクリートに腰をかけてするサビキ釣り、この釣り方はいたって簡単。釣り糸の先端に、小さな針が交互についたサビキ針と呼ばれる釣り針と、エサの入ったコマセ袋をくくりつけ、おもりを垂らして、後はフンワリユラリと竿を揺らしてみせるだけ。力も技も必要ない。魚運さえよければ季節によって、小アジに小サバにイワシなどが、がっぱがっぱと釣り上げる。釣れる魚は主に大衆魚だが、そこがいい。努力しないで楽しめる私好みのレジャー感覚にピッタリと一致する。 このサビキ釣りの楽しさを、東京に住む知人に話したことがある。釣りを知らない知人は言った。「釣りって、ヒマつぶし楽しむ哲学的レジャーだね」。えっ!いやいや、釣りは時間の消費を楽しむなどと、カッコウつけるレジャーじゃない。「収穫という目的があるから、釣りは楽しいレジャーなの」。私の言葉に知人は一言「さすが関西人」。うっ!どういうこっちゃ。 |
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