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ホテル産業1991年の総括
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稲垣 勉 立教大学助教授
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ホテル産業にとっての1991年を一言でまとめるならば、バブル崩壊後のボディブローが徐々にきき始めた年ということができよう。地価の高騰や建設コスト上昇による新規進出の抑制など、ホテル産業にとってバブル経済は必ずしもプラスに作用した訳ではない。しかし膨大な固定資産を抱えるというホテル産業の特徴からしても、バブルは含み資産の増加という大きなメリットをもたらし、ことにバブルで膨れ上がった利用者の消費能力が、ホテル産業にとって大きな追い風になったことは否定できない。高級ホテルを含めて80-90%という稼働率はほんの数年前までは考えられなかった水準であり、こうしたタイトな需要を背景に値上げによる収入確保が日常化してきた。こうした事情は宴会、飲食等でもまったく同様である。 |
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